姉妹二人暮らしでの妹の変化と食事事情
妹が転がり込んできてから早いもので4年。
この間に、姉妹喧嘩なんて相当やった。
水回りの使い方とか、
(使用後の洗面台は拭いてほしいの)
誰がゴミ出しするかとか、
収納テリトリーの侵略とか、
テレビ買いたい、いやいらないとか、
当たり前と言えば当たり前だが、
生活にまつわるほとんどにおいて、私達はあまりにも価値観が違いすぎた。
血を分けた姉妹でもこんな感じ。
(だからこそ、結婚ってすごい、と本当に思う)
今ではお互い折り合いを上手につけながら、
まぁうまく共同生活を送っている。
お互い、精神的に大人になったなぁと感慨深くもある。
妹は福岡に来てから、
まず、本を良く読むようになった。
そのおかげでボキャブラリーや感性がさらに豊かになって、会話力が上がったように思う。
両親にちらっとその話をしたら驚いていた。
なぜならうちの家族はあまり本を読みつける習慣がなく、特に妹は本や漫画の読み方がとてつもなく下手だったから。
そして姉的にもう一つの嬉しい変化は、
妹が自ら率先して部屋の掃除をするようになったこと。
部屋の床が汚れているのはかなり嫌みたいで、寝る前にささっとフローリングシートで拭いてくれる。
水回りは私が気にしいなので、お互い気になるところを掃除してキレイな部屋を保っている。
(この場合、掃除の頻度や範囲のバランスが悪いなどとは言わないのが上手な折り合いのつけ方。笑)
ちなみに私は3ヶ月に一度の洗濯機掃除と2ヶ月に一度のお風呂の防カビ燻煙材が趣味の一環。
食事に関しては、
自分で食べる分を自分で作るスタンスが一番うまくいっていたけれど、
(なので、よっぽどもういらないとならない限り、人が作ったご飯に手をつけることは許されなかった)
最近になって私が料理した分を一食200円で提供するようになった。
これがなかなか良い感じ。
200円の中には材料費だけではなく、作り手に対しての時間賃と手間賃が含まれる。
だからこそ私も気持ちよく提供できる。
がめついとか、ケチくさいとか、そういう話ではなく、お互いそれで気持ちよく豊かな食事が摂れるならそれで良い、という気持ち。
私は仕事の時間をぐっと減らして家事にかける時間がかなり取れるようになったし、
コンビニ飯やお弁当に飽き飽きの妹も、自炊の方が栄養面でも経済面でもメリットが大きいと、頭では分かっているけど、というタイミングだった。
2人の利害が一致した結果の、お駄賃200円。