かつて子どもだった私を含む大人の方へ。

産んだことも、育てたことも、まだないので子育てのことはまるで語れませんが、


ただ、大人になって色んな人の話を聞いたら、つらつらと幼少期のころ思ってたことを、何となく思い出した。


結局は、

どんなに良いと言われる子育てやってても、他でもない子ども本人からのクレームは出るらしい、ということ。

だからお母さんの立場の人は、あんまり深刻に悩まなくても良いのではないかと思う。




例えば私について。


私は自立心も強くて、真ん中っ子ということもあり割と何でもソツなくこなす子どもだったので、勉強しなさいとか、習い事の練習やりなさいとか、明日の忘れ物ないの?とか、親からうるさく言われた記憶がほとんどない。


私の自主性をすごく尊重してくれて、

やりたいこともほとんどやらせてくれて、

のびのび毎日遊ばせてもらって、


ここまでだったら、ほんとうに素敵な親。

感謝してる。



が、子ども心に思ってたことが私にはあった。



満点のテストを持って帰って来ても、親の反応は『あら、そう☆』くらい。

家事の手伝いをしていても『あら、ありがと☆』な親の反応。



が、これを兄がやるとですよ。


『お兄ちゃん!!100点取って来たの?!すごーーーーい!!これ額に入れて飾らなきゃ☆お父さんが帰って来たら見せなきゃー☆』


『え!この洗濯物、お兄ちゃんが畳んでくれたの?!ありがとーーーーーー!!すごく嬉しい!お母さん感動しちゃったー!』



いや、良いんだけど(笑)

同じ結果を持って帰る私の幼心の、ちょっと複雑な感じ、分かるかしら。


正直、『私も同じくらい褒められたい』ですよ。

毎回毎回、くどくても良いから、それくらい褒められたい、、、。


という感情も小学生くらいで消失し、やるべきことを淡々とやる可愛げのない思春期に突入した記憶。


(なので私には愛嬌や愛想がない。)


私は私で、やればちゃんと褒められる兄が羨ましいと思い、

兄は兄で、親からあれしろこれしろと煩く言われない妹がとても羨ましいと思う。


この、何とも言えない『無い物ねだり』感よ。



また、『あなたはしっかりしているから』と言われて育った私は、


その分、一人で何事もやりとげなければ&失敗はできないというプレッシャーと、

ちょっと迷ったり分からなくても、大人の誰にも相談がまるっきりできない、


一人で抱え込む性質をゲットした。


『できて当たり前』がスタンダードになると、それ以下の結果を出すことは許されない。(あくまで自分の中で)


結果、社会人になってから

・できないと言えない

・問題に直面しても相談できない

・何でも一人で解決しようとしてしまい、ドツボにハマる


という、まぁ社会人一年生にしてはありがちな、それでもちょっとトホホな人間性を炸裂させ、自分で何とか改善させていくしかなかった。


逆に、仕事にミスをやりがちな子や、締め切りを守れない子が、持っている愛想と愛嬌を総動員させ、怒られながらも『もー。しょうがないなぁ。』と笑って済ませてもらえるところや、

これはこうして、こうやって、できたね!すごいね!と手取り足取りレクチャーを受け、その上褒められてるのを見て、


ちょっと子どもの時の気持ちを思い出したりして。


こじらせてますね。


私は、ソツなくやってる訳じゃ全然なくて、

努力して時間も頭も使って、自分で思う最高の結果を出していこうと、一応は頑張ってるのだけど、


あなたは何でもできるから、の一言で片付けられちゃうんだなぁと、ちょっと淋しく思うことも昔は多々あった。


大人になるとこれ見よがしに人から褒められたい、とかはなくなるけど、

それでもちょっとは裏の努力に目を向けて欲しい。


だけど、実際、裏の努力を人に見せるということは、私が嫌い。



それに、これは私の妬みも少しはあるので、確実ではないのだけど、


上司や先輩に可愛がられる人って、ばりばり仕事ができるか?って言われたら、案外そうでもないことが圧倒的に多い、ような気がする、ほんとに。

その分、持ってる愛想や愛嬌の強さが半端ない。



また、人を取りまとめる立場になってみると、自分のことで怒られるってことはほとんどなくて、

自分が知らない内に起こったスタッフのミスや、スタッフの粗相について、教育&監督不行き届きだ、などと理不尽にいきなりガツーーンと怒られることが増え、


人から怒られることがほとんどない幼少時代だった私は、

人からの悪意や憎悪や苛立ちを正面から受けることに不慣れで、まずは人が大きな声で怒ることにビックリ、そして言われている私は怒られている事実がとても恥ずかしく感じ、

更にマジで内心で『知るかクソ』と思っていたことをココでこっそり吐き出してみる(笑)



愛情たっぷりやってきた子育ても、

子の私からすると、


①大切な選択の時は、もっと寄り添って話合いする機会が欲しかったなぁ


②『何でもできる』の一言で片付けずに、実は影でやってる努力を見てて欲しかったなぁ


③たまには大人の理不尽な怒りをぶつけて、免疫付けてて欲しかったなぁ


と、ほんとナニサマ?!なんですけど、

もちろん親には感謝しかないんですけど、

それでも、こういうふうに思う結果ってのはあるんです。


でも逆に①〜③をいつもされていた子どもからすると、親から信頼されてないとか、干渉が過ぎるとか、また反対の意見が出てくるんでしょう。


(私の兄がまさしく、、、)


私が親と同じ立場になって、同じようにできるか?と言われたら絶対できる自信もないし。



こういう似たような話を最近よく聞くし、実際自分の親からも聞くし(笑)。

親(私からすると祖父母)の子育てのクレームを、実の娘に聞かせるのもどうなのって感じだけど。

なかなかオツです。



答え。

子育てに正解なんてものはない。


ってことでよろしいんじゃないでしょうか。


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だから、あんたがいつか子どもを持って、

その子が大人になった時に、


『あの時はこういう風にして欲しかった』って、きっちりクレーム入れられなさいよ、ってことです。


そういうふうに、人類は子孫を残していくのですね。