手抜きの美学

料理好きの友人は、食べ終わった後の食器洗いが嫌いな家事のNo.1なんだそうだ。


わかる。

お腹いっぱいになったら、お茶でもすすりながらゴロゴロしてたい気持ちに共感しすぎる。


その友人は、知人からアドバイスを貰ったそうで、曰く、

『じゃぁさ、いっそのこと紙皿使ったら?』


毎食紙皿使うのも気が引けるってんで、夜だけ使ってみたところ、


『めっちゃ楽なんです!!だって、そのまま捨てちゃえば良いんですよ!!』

と、目から何枚かウロコが落ちたらしい。

同棲中のダーリンも、特別気に留めるふうでもなかったよう。(←めっちゃ良い子!っていう私の印象)



うちで食器洗いをさぼるときは、翌日の朝か昼にはせめて洗おうとゆるゆるルールが妹との間にある。


そこで更に私の美学をひっぱり出す。


食べた後の食器を、見た目キレイにシンクに入れておく。

そこだけはゆるゆると頑張る。


大きなものを下に、小さいものを順に重ねて、少しの水に浸けておく。


フライパンやまな板は、料理中に先に洗っておく。


これだけで、翌日シンク見た時のゲンナリ感はかなり軽減され、スムーズに洗い物をスタートできる。



何でもかんでもシンクに突っ込み、挙げ句の果てにボウルやまな板やフライパンまでも順不同に積み重ね、


荒野と化したウサギ小屋キッチンに、翌日踏み込む時の気持ちといったらどうだろう。



デカイものはいったんシンクから避けなければ、皿や箸は洗えねーのだ。


うちの狭い台所で、こんなに一気に洗い物をしたとしても乾かす場所なんかねーのだ。



アクションを取るその一歩前に、こんな無駄な動きが入るのは、私にとってはストレスで、この上なくめんどくさい。


さぼるにしろ手を抜くにしろ、

さぼりやすく、手を抜きやすい環境を先に整える。



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私は手を抜く時にこそ、頭を使う。

さぼるにしても、楽にいく。

それがLight&Easy。