欲しいものは欲しいと言って、ちゃんと手に入れる。

欲しいものをきちんと口に出した方が、

手に入りやすいのはほんとのことで、

それに気がついているかいないかで、自分が受け取れるものの質や量は確実に変わる。


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たまに予想が外れて、出勤させているスタッフの人数に反比例して暇な時があって、


そういう時、早めに上がるかそれとも残るかを一応本人に聞く。


すると『どっちでも良いです。』と答えるスタッフの割合がめちゃくちゃ高くて、私はそれが毎回不思議だなと思う。


上がりたいなら上がれば良いし、

稼ぎたいなら残れば良いのだ。


みんななんだかんだ忙しい合間を縫ってシフトに入ってくれてて(毎回ありがたいわ)、一方的に『暇だから、はい、今日はもう上がって。』とも言いたくないので、本人の意思を尊重したいのだけど。


どっちでも良いと言われれば、

人件費を計算しながら使う立場で、人件費をいかに安くするかで会社へ献上できる利益が変わってしまう私としては『じゃぁ上がってください』と、言わざるを得ない。


どちらかを選択するのが苦手で、結果選べない人って、実はめちゃくちゃ多いと思う。



私が上がるか残るか選択を委ねらた立場なら、その時のノリで決めちゃうけどな。

やった、美容室行こ。

早めに帰って豪華な夕食作ろ。

今週短いから今日は長めに働こ。

来月旅行するから今月はきっちり働こ。


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働くか働かないか、の話ではなく。


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サラダランチ?

パスタランチ?


地下鉄で行く?

歩いて行く?


コーヒー?

紅茶?

砂糖は?

ミルクは?


黒色?

白色?


ブックカバーをつける?

つけない?


思えば私たちの毎日毎回は選択の連続の積み重ね。



欲しいものを、欲しい、と選んで口に出す。


パスタランチをお願いします。

地下鉄で行こう。

コーヒー、ブラックでください。

黒のニットを買おう。

ブックカバーはいりません。


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そういう軽い?簡単な?選択も満足にできないなら、



重要な、

大切な、


選択ができるわけない、のだ。


上がるか上がらないか決めかねてるスタッフ達を見ていて、つくづく思う。


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だから私は、人生の訓練として、

シンプルな選択の時こそ、瞬時に自分の欲望を判断することを大切にしている。


そうでないと、大きな選択の時に、必ず迷いが生じたり、時間がかかると分かっているから。


また、選択肢が提示されず、こちらの希望や要望を聞かれる機会も多い。


デートしていて今夜は何を食べたい?と聞かれる場面。


この仕事だと、いくらのギャラか欲しい?といきなり上司に飲みの場で聞かれる場面。



対人じゃなくとも、


来年はどんな年にする?

次のお正月はどんなふうに過ごす?

明日の休日何やる?


など、自分との対話の時。


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ピアノの発表会でショパンノクターンを弾く時、半年の練習期間が必要だった。


部活の地区大会で初めて準決勝に勝てた時、毎日基礎トレをやってた。



練習しなけりゃ、本番はこける。

【選択】だって同じこと。


何度も練習して、慣れること。

イメージすること。


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ほんとうに、私が欲しいものは、


今、何?


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昨日のパーソナルトレーニングがこたえてるので、ワイン持って布団にもぐって、今日買った新しい小説読んで、22時には寝たい。


以上!!