無頓着こそが最大の防御

攻撃は最大の防御とはよく聞くけれど、現代社会で働く女性としては攻撃ばかりしてたらあっという間に背水の陣。


今の仕事についたばかりの頃のことを最近ツラツラと思い出したり、人に話したりして気が付いた衝撃の事実があった。

私、けっこうイジワルされてた。
いや、むしろけっこうな嫌がらせされてた。



当時はぜんぜん知らずに(おめでたいやつです)、新しい仕事に慣れることに一生懸命すぎて、ただひたすらにバリバリ仕事をやってた。


そんな12時間前に言われたって、ここのシフトはもう動かせないよ?!ってくらい無理矢理なシフト変更を言い出す人、


ぜんっぜん私の仕事とは無関係のことなのに、上がる直前にわざわざインカムで『◯◯が終わってない』と呼び戻す人、


最近おたくの現場様変わりして、評判悪くなったね、と匿名の手紙を私のタイムカードに挟んできた人、


仕事をきちんと教えてもらえなくて、めちゃくちゃ忙しい現場に1人で放置されたり、


習ったこともない業務に関して『読めば分かるでしょ』とマニュアルを投げつけられたり、

なんか、そんなことが、たくさん、あった。


私の良いところでもあって、バカチン!と思うところでもある性質のひとつに、
『人の悪意にあんまり気がつかない』がある。

子どもの頃は周りに、『今のって嫌味だよ!なんで怒らないの?!』ってよくつっこまれて、(親にもよく言われてた)

そうか、嫌味だったのか!フガー!!
と、後になって怒り心頭。

その性質は変わることなく、そして遅れたテンポで憤慨することもなくなった今、
思うのは、無駄な感情に無駄に左右されなくて、自分相当お得やな、ってこと。


私が気がつかなければ、
それは嫌がらせにはならない。
ピンチをピンチとも感じてない。

やってる人からすると、してやったりの事実だけで満足するだろうし、
そもそも私、そこらへんが何も分かってない。おバカだから。


言われたら言われた分だけ、
『あ、すみませーん。やっときまーす。』と戻っては、さっさとやってまたさっさと帰る日々の繰り返し。





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人の悪意にはまるっきり気が付きませんが、

人の嘘は、どんなにささいなことでも、気がつくめんどくさいヤローです。

ラインの返信のタイミングや、
選んだ言葉や、その人の体調や、その時想定されるであろう状況で(特に今はSNSなど、情報網が発達しすぎてしまって)、

本当なのか、嘘なのか。

今は、これにもわざと気がつかないようにしている。

だって、嘘に気づいたからって、
正義でも得でもなんでもないしね。

もしくは、あとからそれとなく探り入れたり、カマかけたりしてひっそり答え合わせをするという何とも仄暗い趣味として楽しんじゃったりもしている。